韓帒(からふくろ)

『古事記』に記載のある男性。

近江の佐々紀の山の君の祖。

第21代雄略天皇に対して、「近江の蚊屋野に鹿がたくさんおります。その立っている足は薄原のようであり、頂いている角は枯松のようでございます」と言上。

そのため、雄略天皇は従兄にあたるイチノベノオシハ(第17代履中天皇の皇子)を伴って狩りに出かけた。

すったもんだあって、雄略天皇がイチノベノオシハを惨殺することに。この事件のきっかけを作った人。

父・イチノベノオシハの遺骨を置目老媼の協力で探し求め、これを蚊屋野の東の山に丁寧に祀った第23代顕宗天皇。その命により、子らがイチノベノオシハの御陵の守をした。

【主な登場場面】
いとこの無礼にキレてソッコー殺っちゃった雄略天皇 逃げる二人の御子